2017.09.30
みなさんこんにちは、みやびです!
今回は前回に引き続き、日本で飼育されている豚たち、そのなかでもあまり知られていないようなマイナーな品種を紹介したいと思います!
①バークシャー種
イギリス原産のこの黒い豚は、日本ではかごしま黒豚として有名な品種です。この豚の最大の特徴は、なんといってもその肉質。肉のキメが細かく豚の中でも最高級と言われています。しかし、育てるのに他の豚よりも長い時間がかかるので鹿児島などの一大産地以外では徐々に廃れていきました。ですが、黒豚の普及などによってその肉質の高さが見直されて来ています。前回では三元交配などについて話しましたが、この豚は交雑してしまうと、逆に本来の肉質が落ちてしまうので、黒豚などで出回っている豚は、交雑していない純粋種となっています。
②ハンプシャー種
パンダみたいな体の色が特徴のこの豚は、子育て上手なため母豚として優れています、肉は脂肪分が少なく赤身が多いので精肉に適した肉質となっています。ですが子供を産む数が少なく、産肉能力が高いデュロック種などに株を奪われてしまい、日本ではほとんど見られなくなってしまいとても稀少な品種となっています。
③中ヨークシャー種
しゃくれた顔が特徴のこの豚は、我らが神奈川を代表するマイナー豚です。一度は聞いたことがある「高座豚」として呼ばれている品種となります。肉質がよく、なんでもよく食べるため飼育がしやすく、国産飼料に頼っていた戦前、戦後は、日本中で飼育されていた品種でしたが、次第に、産肉能力、産子数が優れているランドレース種やデュロック種などの大型の豚が輸入されると、そちらが主流となっていくにつれて廃れていきました。それが高座豚が「幻の豚」と呼ばれる理由です。
このように、豚にも色々な種類があります。まだまだ紹介したい品種がいますので、次回もまた楽しみにしてください!