2017.10.18
皆さん、こんにちは!
直売所スタッフのきっしーです。
ここ数日、朝晩の冷え込みが厳しいですね!
明日からも天気の悪い日が続くようですので、
体調には十分にお気を付け下さいね!
さて、
今回は精肉工場でカットした豚肉が、実際に店頭に並ぶまでの間に必ず行う、
とても重要な仕事「パック作業」についてをご紹介します!
前回のお仕事紹介で少しご説明したのですが、そもそもパック作業とは何かと言いますと、
精肉工場で職人さんがカットしたお肉を、
こちらの機械、「Wmini-UNI(通称パッカー)」で ラップ包装+ラベル貼りを行う作業です。
(このように!)
こうして店頭にお肉が並ぶわけなのですが、
では実際、どのようにお肉をパックしているのでしょうか?
順を追って見ていきましょう!
こちらのひき肉のパックの例で見ていきます。
いかに半自動でラップ包装、ラベル貼り付けが出来るパッカーといえど、
投入した商品がどこの部位のお肉なのかは自動では判定できないため
投入する商品の情報を呼び出さなければなりません。
なので、まずはパッカーの上部に載っている商品番号表を見て、
ひき肉の商品番号を確認します。
確認した番号を打ち込めば、
ひき肉の情報が出てきました!
あとはこのパッカーのしたにあいている大きな口に、ひき肉を載せると、、、
ひき肉をおくと・・・
青いバーに引き込まれ・・・
中でラップを被せられ・・・
綺麗に包装されて、上の口から出てくると同時に・・・
ラベルも貼られて、こんな晴れ姿で出てきます!^ ^
しかし、もう一つだけ忘れているものが、、、
はい。
最後はパック作業をしているスタッフが、左上にひき肉用のシールを貼って、
これで店頭に並べられる商品になります!
(ちなみにシールはこんなに色々種類があります!)
けっこう簡単な作業に見えますよね!
実際、これだけであれば簡単なのですが・・・(ー ー;
しかし、こちらを見てください。
この二つのお肉、見た目は良く似ていますが
実はそれぞれ違う部位のお肉なのです。
・・・どこの部位なのか分かりますか?
正解は・・・
それぞれ、ロースのスライスとモモのスライスです!
そうなのです。
パックする前のお肉は、どこの部位のお肉かということをラベルを見て判断できないので
パック作業をするスタッフがすべて、目で判断しなければなりません!
店頭に並んでいるお肉が少なくなれば、急いでカットして店頭に出さなければなりません。
直売所のお客様が混み合う時間帯などは、とにかく店頭に出すまでの時間との闘いなのです!
カットされたお肉が何の商品なのか、見て瞬時に判断する必要があります。
また、精肉作業をしている職人さんが常に注意を払ってはいるのですが、
それでも稀に、カットされたお肉に残骨(もともとお肉についていた骨の残り)などがついている事があります。
このような商品としてのお肉の異常等のチェックも、パック作業においても常に行わなければなりません!
なので、「パック作業」というのは
ただお肉を包装して、シールも貼って、という作業ではなく
カットされたお肉を、お客様が安心して選んで頂けるようにきちんと確認し、
また不足している商品を円滑に提供するために素早く判断し、
一つ一つ、お肉を「商品」として仕上げていく作業なのです!
表側からは見えない地味な作業なのですが、
これがしっかり機能していないとお客様への安心安全へとは決して繋がりません。
常に気を遣い、なかなか大変な作業ですが同時に大切な作業でもあります。
”幸せと、笑顔になれる豚肉”をお届けするためにも、スタッフ一同日々努力していきます!
(実は、カット工場からパックをしている様子を見ることも出来ますので、お立ち寄りの際は覗いてみて下さい)